サイトのリニューアルでSEO順位が下がる理由 !キーワードマーケティングの重要性

サイトのリニューアルには、多額の予算も必要になるため、一般的には相見積もりを取り、複数の制作会社から提案を受けて検討します。

その際、制作会社から「SEOは大丈夫です。完璧にやれます。」と提案を受ける場合が多いです。

ただ、サイトリニューアル後は、そのサイトが上位表示されることはほとんどありません。多くのWEB担当者は、リニューアル後にSEOの順位が下がると認識していることでしょう。

そこで、今回はサイトのリニューアルでSEOの順位が下がる理由からキーワードマーケティングの重要性までを解説します。

サイトリニューアルを検討しているWEB担当者の方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事のポイント

  1. リニューアルでSEO順位が下がる理由
  2. サイトのリニューアルでメインとなるSEO対策は内部対策
  3. サイトのリニューアルで重要なキーワードマーケティングとは

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リニューアルでSEO順位が下がる理由

多くの場合、サイトのリニューアル後にSEOの順位が下がってしまいます。

この場合、制作会社がSEO対策をやりきれていない可能性が高いです。

サイトのリニューアル後は、次を実行しているか製作会社に確認してください。

適切なキーワードで対策されているか・自社の集客につながるキーワードで順位獲得を狙えているか
サイトのページ自体がシンプルになりすぎていないか・テキストのボリュームが少なくなっていないか
・サイト全体のコンテンツ量が減っていないか
タイトル要素にキーワードが入っているのか・メタディスクリプションやHタグだけでなくタイトル要素にキーワードが入っているか
リダイレクト処理がされているか・URLを変更したときに、新しいURLへ転送する仕組みをとっているか

上記はほんの一部であり、SEO観点でやるべきことはたくさんあります。サイトをリニューアルするときには、WEB制作会社の「SEOなら大丈夫です。」という言葉を鵜呑みのせず、弊社のようなSEOの専門家へ依頼をしたり、一度相談してみることも大切です。

サイトのリニューアルでメインとなるSEO対策は内部対策

サイトのリニューアルにおけるSEO対策のメインは、「内部対策」部分です。

そして、内部対策を実際に着手する前に行う、キーワードマーケティングが非常に重要です。

「どのキーワードでSEO対策するか」集客のために順位獲得を狙うキーワードを抽出選定していく作業となります。

リニューアルに対応するWEB制作会社が、このキーワードマーケティングをどこまでやり切れているかは見極めなくてはなりません。

一般的に、SEO対策を専門に行うWEBマーケティング会社の場合、土台となるキーワードマーケティングから、実際の施策の実行、効果検証と改善策の実施といったPDCAを一気通貫して実施します。

クライアントの予算や現状の売上、実施しているWEBマーケティングの施策などマーケティング全体を見ながらSEO対策を実施していきます。

キーワードマーケティングは、土台となる作業のため、ここがズレていると、いくらSEO対策しても、一向に売上につながらない場合もあります。

そのため、リニューアルを行うWEB制作会社も、内部対策の前にキーワードのマーケティングを徹底的にやりきる必要性があります。

サイトのリニューアルで重要なキーワードマーケティングとは

サイトをリニューアルするときには、「検索ボリュームのあるキーワードでSEO対策しましょう」というには当たり前のことです。

そのキーワードが「DoクエリなのかKnowクエリなのか」や、「上位表示できる可能性があるのか」など制作会社が細かい部分も見れているのか確認した方が良いでしょう。

ここでは、「DoクエリやKnowクエリ」と「上位表示可否」を解説します。

DoクエリとKnowクエリ

Doクエリ、Knowクエリとは、キーワードの種別です。

種別詳細
Doクエリサービスサイトのページが上位表示され、アクションに繋がりやすいキーワード「iPhone 修理」など
Knowクエリ情報収集クエリと呼ばれ上位を獲得しやすい「iPhone 画面割れ 対処法」など

例えば、リニューアルのサイトがオウンドメディアなのか、その他のサイトなのかによって意識するクエリの種類は変わります。そのような部分もしっかり意識して対策しているのか見極めが重要です。

上位表示可否

さらに意識してほしいのが、上位表示可否です。例えば、アパレル系ECサイトのリニューアルで、洋服の「ワンピース」で上位表示したいとき、それが可能かどうかを判断します。

以下は、「ワンピース」で検索をかけたときの、検索結果1ページ目です。

このとおり、全てアニメのONE PIECEに関するサイトが検索結果に表示されています。つまりGoogleは、「ワンピース」と検索してる方のニーズは漫画やアニメの「ONE PIECE」と考えてるわけです。

アパレルのECサイトの場合、2024年時点での検索結果を見る限り、「ワンピース」のキーワードでSEO対策を行っても上位表示は不可能であることが分かります。

上位表示が不可能であることを無視して、「ワンピース」というキーワードでコンテンツを作成することは、意味のない施策で、予算が無駄になってしまいます。こういうところまで見据えられているのかが重要となってきます。

20年前の「ワンピース」の検索結果は、アパレルのワンピースが表示されていたと思います。2003年までは、アニメのワンピースはそれほど強いコンテンツではなかったからです。検索結果は常に変わるものですが、「ワンピース」でSEO対策をするのは難しいのが現状です。

SEO対策できる制作会社かを見極めるポイント

リニューアル時に制作会社が次のことをしているか確認してみましょう。

  • 競合サイトと自社サイトのキーワード順位を抽出している
  • 競合が順位獲得していて自社で順位を取れていない差分のキーワードを抽出している
  • そのうえで差分を埋めるためのコンテンツ制作と内部対策を提案している

集客を目的としたサイトリニューアルのときには、上記観点の提案がある制作会社を選ぶ必要があります。

次の質問を制作会社に投げかけて、的確な回答が得られない場合は、SEO対策業者を入れた方が良いでしょう。

  • SEOで意識するキーワードは何か
  • キーワード一覧を出してほしい
  • Doクエリのどこまで見ているのか
  • 上位表示可否は見ているのか
  • 競合との差分でどういうコンテンツあった方がいいのか

まとめ

今回は、サイトをリニューアルしたとき順位が下がる理由と、キーワードマーケティングの重要性を解説しました。

  1. リニューアルでSEO順位が下がる理由
  2. サイトのリニューアルでメインとなるSEO対策は内部対策
  3. サイトのリニューアルで重要なキーワードマーケティングとは

SEO対策に専門的な知見がある制作会社であれば、サイトをリニューアルしたとき順位は下がらずむしろ順位向上を狙えます。

制作会社に知見がない場合は、弊社のようなSEO業者を間に入れ、対策してみてください。

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この記事を書いた人

荒川 大史

代表取締役  荒川 大史

経歴

Webマーケティング歴20年。
インターネット専門の広告代理店にて、営業、マーケティング、コンサルタントとして従事。
SEO部署の立ち上げに関わるなど、検索エンジンマーケティングを中心にマーケティングを支援。
WEB広告からマーケティングの戦略立案から、WEB制作まで幅広くWEBの集客のお困りごとなら何でもご相談可能。
一環したネットマーケティング支援を軸として、⾦融、美容、医療、コンサルティング会社などのお客様を幅広い実績あり。
Googleアナリティクスなどによるアクセス分析コンサルティングなども手掛ける。
上級ウェブ解析⼠。
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会、ブランドマネージャー、薬機法取得者。
ちなみに、SEOが趣味(笑)

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