WEB担当が辞めてしまった場合の最善策を解説!

社内のWEB担当者が退職されたとき、「広告代理店へ外注すべきか?」「フリーランスへ依頼すべきか?」「別の人材をWEB担当者にして内製化していくか?」と迷うかもしれません。

今回は、代理店とフリーランス、内製化のメリットデメリットを比較して紹介します。自社のWEBマーケティングをどのように進めていくか迷う際は、参考にしてください。

この記事のポイント

  • 代理店、フリーランス、内製化の比較一覧
  • 広告代理店のメリットとデメリット
  • フリーランスのメリットとデメリット
  • 内製化のメリットとデメリット
  • 社内のWEB担当が辞めてしまったときの最善策(まとめ)

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広告代理店・フリーランス・内製化のメリットデメリットを比較

比較するときに確認すべき項目は、次の5つです。

コミット力・当事者意識いかに当事者意識を持って取り組んでもらえるか
対応のスピード感対応のスピード感
即レスしてくれるか
コスト料金体系
商品理解力自社サービスへの理解度
ノウハウ蓄積・資産性自社にマーケティングのノウハウを蓄積できるか

広告代理店、フリーランス、内製化それぞれで項目について解説します。

広告代理店のメリットとデメリット

結論として、代理店に依頼をするのが適しているときは、次のとおりです。

  • どうしても自社にリソースがない
  • お金をかけて出ても依頼をしたい
  • 商品理解の部分は自社でカバーできる

広告代理店のそれぞれの要素を紹介します。

コミット力

代理店のコミット力は、当たり外れが大きいです。自分ごととして捉えてやってくれるかどうかは、そのときの担当者のスタンスに寄ります。

良い担当者の場合は、我が社のように取り扱う方もいます。

対応のスピード感

対応のスピード感も、担当者に依存します。しっかり担当してくれる担当者であれば、スピード感が早いです。

ただし注意点としては、人気の代理店であればあるほど、担当者は多くの案件を抱えています。そのため、多忙からどうしても対応が遅れてしまう場合があることを知っておきましょう。

優秀な担当者ほど案件を抱えがちです。担当者がいまどれほどの案件を抱えているのか事前に確認することを推奨します。

コスト

代理店はビジネスのため、費用がかかります。費用がかかることをあらかじめ認識しておき、動いてもらった分は気持ちよくお支払いすることが大切です。

またリスティング広告の場合は、20%マージンがかかります。このマージンは、社会通念になりつつあります。広告費が大きくなればなるほど、費用対効果は合いにくくなることも知っておきましょう。

商品理解

マーケティングにおいて、商品理解は非常に重要です。

代理店にとっては、理解力がクライアントに追いつくことは、正直難しいです。毎日商品と向き合うクライアントと、複数の案件を抱える代理店とでは、商品理解力に差異が出るのは仕方ない部分もあります。

そこで、代理店として付加価値を出せることは、第三者ならではの視点で提案できるかどうかとなります。逆にクライアントの言いなりになって御用聞きのような状態の代理店は、商品理解という点では付加価値を出しにくいと考えます。

資産性

資産性やノウハウをクライアントが蓄積することは難しいです。代理店依存から抜け出せないかもしれません。

フリーランスのメリットとデメリット

フリーランスは最近流行っていて、クライアントサイドから直接フリーランスへ外注するケースが増えています。

フリーランスのそれぞれの要素を紹介します。

コミット力

コミット力は、代理店と同様、人に寄ります。本当に社内の人材のように動いてくれる方もいればそうでない方もいます。

また、依頼の仕方でコミット力が変化することがあります。依頼の方法には、次の2つがあります。

時給ベース時給いくらという形でフリーランスへ依頼をする
案件ベースこの案件をまるっとやってくれたら月いくらという形で依頼する

この場合、時給ベースの場合は注意が必要です。時間さえクリアすれば、報酬が支払われる仕組みのため、コミット力は落ちがちです。

一方、案件ベースの場合は、案件で成果を出さないと切られてしまうため、成果を出すために熱心に行動します。このため、コミット力が高くなる傾向があるでしょう。

これを踏まえフリーランスの方へ依頼をするときは、案件ベースを推奨します。

対応のスピード感

フリーランスは、案件をたくさん受注しがちです。代理店同様に、人気の方であればあるほど案件を抱えているため、その場合はスピード感は遅くなる場合もあります。

ただ、案件ベースで依頼をすれば、成果を出すために動くためスピード感は、早くなります。ほかにも、人気の方であっても、案件をセーブしながら取り組むような方もいます。

そのような方の場合は、離してしまうことがないよう、しっかり固めておくことが大切です。

コスト

コストは、依頼の仕方で異なります。時間給だと比較的安く、案件ベースの方が高くなります

ただし、時間給はコミット力や対応感を踏まえると推奨できないため、しっかりお金をお支払いして動いてもらうことが大切です。

また、フリーランスを探すときにエージェントへ依頼する方法もあります。エージェントへ依頼する際、費用はかかるものの、事前にコミット力やスピード感、スキルを確認できます。そのため、費用をかけてでもエージェントの利用はおすすめです。

商品理解

商品理解は、どうしてもクライアントほどにはなりません。そのため代理店と同様に、第三者の視点を持って提案ができるかが大切です。

そのほか、非常に高いスキルを持っているフリーランスもいるため、スキルを前提として依頼するのはありです。

資産性

クライアント側が社内にノウハウを蓄積できるかどうかは、依頼の仕方によります。

  • 社内メンバー的に動いてほしい
  • ノウハウも社内の人間に蓄積させるため一緒に動いてほしい

上記のように依頼することで、ノウハウを蓄積することも可能です。反対に完全に外注という形になると、ノウハウの蓄積は難しいかもしれません。

フリーランスの最大のメリットは、柔軟に動いてくれるところのため、半分社内で動いてほしいという依頼方法を推奨します。

内製化のメリットとデメリット

内製化のそれぞれの要素を解説します。

コミット力

コミット力は、社内の方だからこそ当事者意識を持って取り組むことができます。そのためコミット力は高いです。

対応のスピード感

対応のスピード感においても、社内だからこそコミュニケーションや対応のスピードが早いです。

コスト

コストの考え方は、次のとおりです。

  • 社員のもともとの人件費
  • 内製化に伴うコンサル費

コンサル費ですが、内製化支援であれば、それほど高くありません。

弊社バクリでも内製化支援を用意しております。もちろん費用も高くありませんし、内製化は社員へ知識が定着化すれば、継続的にコンサルを受ける必要がありません

コスパにも優れているのは大きなメリットです。

商品理解

商品理解は、自社の商材となるため、解像度が高いです。解像度が高いからこその戦略・戦術を取れるのが内製化の強みです。

資産性

ノウハウも、内製化で自走できれば、社内にどんどん蓄積されます。また、マニュアル化も内製化支援のコンサルに依頼をすれば作成してもらえます

現場だけではなく、会社全体で内製化プロジェクトを進められれば、マーケティング部署を立ち上げることも可能です。

まとめ

突然内製化は難しくても、まずは一部セミインハウスから始める企業も多いです。内製化コンサル後、社内にノウハウが蓄積され、その後永続した支援は必要ないのも、内製化の魅力です。

「WEB担当が辞めてしまった」というときは、焦らずにこの機会に内製化をご検討ください

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この記事を書いた人

荒川 大史

代表取締役  荒川 大史

経歴

Webマーケティング歴20年。
インターネット専門の広告代理店にて、営業、マーケティング、コンサルタントとして従事。
SEO部署の立ち上げに関わるなど、検索エンジンマーケティングを中心にマーケティングを支援。
WEB広告からマーケティングの戦略立案から、WEB制作まで幅広くWEBの集客のお困りごとなら何でもご相談可能。
一環したネットマーケティング支援を軸として、⾦融、美容、医療、コンサルティング会社などのお客様を幅広い実績あり。
Googleアナリティクスなどによるアクセス分析コンサルティングなども手掛ける。
上級ウェブ解析⼠。
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会、ブランドマネージャー、薬機法取得者。
ちなみに、SEOが趣味(笑)

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