【衝撃】代理店のCPA予測は信じるな!?

WEB広告の運用について広告代理店へ相談すると、広告のシミュレーションをもらいます。

その際、「本当にシミュレーション通りに運用できるものなのか?」と疑問に思うかもしれません。今回は、「広告代理店によるWEB広告のシュミュレーションに根拠はあるのか」について解説します。

この記事のポイント

  1. 広告代理店によるWEB広告のシミュレーションに根拠はあるのか
  2. 確実なCPAにするための対策方法3選

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広告代理店によるWEB広告のシミュレーションに根拠はあるのか

広告運用を検討していると、広告代理店から広告のシミュレーションをもらう機会があります。とあるmeta広告を例に紹介します。

imp(インプレッション)、Click(クリック)、CPC(クリック単価)辺りは、実際に運用したときとそこまで乖離ないでしょう。

広告運用予算が30万円のとき、CTR(クリック率)が1%になるのは、よくある話です。

問題はCPA(顧客獲得単価)5,000円、CVR(コンバージョンレート)2%が、ぴったりすぎないかということに問題意識をおいてほしいです。

実は、クライアントサイドからヒアリングした目標CPAをそのまま挿入し、それに基づき数値を算出しているケースも多いため、注意しなくてはなりません。

代理店から目標CPAを聞かれたとき、クライアントサイトとしては、「目標はCPA5,000円ぐらいです。」と社内での大体の目標を伝えることが多いでしょう。

そうすると、代理店としては、クライアントのご要望を叶える前提でCPAを達成しようとさまざまな施策を考えていきます。

「5,000円」という数字が誰がどう見ても到底無理というものでない限り、この数値を基にしてシミュレーションが出てきてしまうことが多々あります。

もちろん大きな広告代理店であれば、さまざまな過去の実績があります。過去に似た業種業界を支援したときの数値も踏まえ、数字を出す場合もありますが、それは時と場合によるというのが現状です。

例えば、過去に他業種を支援した際、CPAが6~7,000円前後だったとき、希望のCPA5,000円に収めるのは難しいかもしれません。

その際、「この顧客ならば知名度があるから5,000円でいけるかな」「知名度がないし過去の数字を踏まえると6,000円程度かな」と定量的な数値から逆算するのではなく、定性的な観点を踏まえながらCPAを出していきます。

これを踏まえると、WEB担当者はシミュレーションを鵜呑みにせず、問題意識を高く持つことが大切です。

必ずしもシュミレーションどおりの効果を保証されるわけではありません。シミュレーションのCPAを社内稟議に上げ、広告運用の実施が確定しても、実際にCPA5,000円で運用できないケースの方が多いです。

実際には2万円や3万円、下手したら10万円のCPAになることもあります。そうなったときに困ってしまうのはWEB担当者ご自身です。

確実なCPAにするための対策方法3選

広告代理店の算出したCPAが信頼できる数値であるのかをWEB担当者は確認しなくてはなりません。そのための対策方法は、次の3つです。

①希望CPAを伝えない

1つ目は、希望CPAを伝えないことです。代理店から「どれぐらいのCPAをご希望ですか?」と聞かれることが多々あります。

その際、希望CPAは伝えず、「過去の運用実績と照らし合わせて正直なシミュレーションを作ってください。」という依頼をすることが1つ目の対策です。

②アイミツを取りましょう

2つ目は、アイミツでシミュレーションをとることです。

「A代理店はこう言ってるけど、B代理店はどうなんだろうな。また、C代理店はどうなんだろう。」というように複数の代理店からシミュレーションをもらうのがおすすめです。

あまりにも多くの代理店にシミュレーションを依頼すると、工数もかかり選択しづらくなるため、1社~2社程度にシミュレーションをもらうのがいいでしょう。

1社が7万のシミュレーションを出し、もう1社が5万、1社が1万円となった場合、「CPA1万円というシミュレーションは怪しいのではないか?」と気づけるのが、相見積もりの良い点です。

③横の繋がりで実績を聞く

3つ目は横のつながりで信頼できる代理店にシミュレーションを聞いてみることです。

繋がりがある場合、「正直分かりません」や「CPCまでは出せますがCVRからは分かりません」と正直に出してくれる場合が多いです。正直に伝えてくれる代理店の方が非常に好印象です。

こういった代理店のとき、「ここは逆に過去に実績がある部分なので、多分これぐらいの数値になりますよ」と言ってもらえることもあります。そういった代理店は好印象であり、信頼できるでしょう。

CPAやCVRなどを、実際に近しい数で精度の高い数字を出してくる代理店や担当の方は、それだけ過去の経験則を持っています。こういった非常に優秀な代理店に依頼するのが安心です。

まとめ

今回は、そのシュミレーションに根拠はあるのかについて解説しました。シミュレーションは、クライアントサイドの希望CPAを基に算出しているケースもあります。

そうなると実際の数値と乖離が出てしまいます。そのとき困ってしまうのはWEB担当者です。

1社のシミュレーションを鵜呑みにせず、複数の会社から相見積もりを取り判断しましょう。

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この記事を書いた人

荒川 大史

代表取締役  荒川 大史

経歴

Webマーケティング歴20年。
インターネット専門の広告代理店にて、営業、マーケティング、コンサルタントとして従事。
SEO部署の立ち上げに関わるなど、検索エンジンマーケティングを中心にマーケティングを支援。
WEB広告からマーケティングの戦略立案から、WEB制作まで幅広くWEBの集客のお困りごとなら何でもご相談可能。
一環したネットマーケティング支援を軸として、⾦融、美容、医療、コンサルティング会社などのお客様を幅広い実績あり。
Googleアナリティクスなどによるアクセス分析コンサルティングなども手掛ける。
上級ウェブ解析⼠。
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会、ブランドマネージャー、薬機法取得者。
ちなみに、SEOが趣味(笑)

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